さらば闘いの日々、そして…

nagasaka

『長坂秀佳/ 術』

ってズバットですが、ズバットといいキカイダーといい特捜最前線といい、何故か最終回が三部作(というか続編)っぽくなって一気に盛り上がるのか?といえば共通してるのは脚本がこの人、長坂秀佳という点ですな。

キカイダーは「のっとった」らしいし、「ズバット」はメインライターだし、特捜で一気にファンが増えた…というか、本郷功次郎>藤岡弘>二谷英明という怒濤の展開の最終回は正に名作!という感じですな。
で、この人の作品プロットに良く出てくるのが
「名もなき市井の庶民(大概貧乏人)」
「何も教えてもらってないまま世間から無視された人の怨念」
「疑われてやってないのに信じてもらえずそのまま罪を重ねる」
というパターンで、いろんな場面でその逸話が出てくるというか、長坂がシナリオライターになって賞をとった時に「師匠はいない、大学出てないから…」って答えたところとか、特捜第7話の「愛の刑事魂」(犯罪を目撃した子供がさらわれるが、親は子供の写真を持ってない&仕事があるからと会社も休まず働く親:谷村昌彦wを軽蔑するような藤岡弘を「あんたにはわからない」と一刀両断にする西田敏行、しかも役では子だくさんの田舎の百姓のせがれ)とか「ワルダーはかわいそうなロボットでござるよ…」wとかもう高度経済成長及びバブル社会への怨念爆発しまくり…w 他にも「疑われてやってないのに信じてもらえずそのまま罪を重ねる」ってのは江戸川乱歩賞をとった小説「浅草エノケン一座の嵐」の中でも書かれてるし、そういえば特捜の大地康雄の出てくる死刑囚の話もそうですな。もう何か全体的に『昭和の日本人』の怨念渦巻くというか…個人的に好きなのはデビュー作の「ものをいう犬」ですが、まあどんな話かは読んでくれ…wと。ここに収録されてます。一様にうちも子供の頃は貧乏な時期がありましたw 3食メシに砂糖ときなこ混ぜたの食ってたとか…今も微妙に貧乏だがそれはさすがに今よりヒドいwww またこの中には特捜最終三部作のシナリオも入ってます。昭和は遠くなりましたがほのぼのしたノスタルジーに被われた『三丁目の夕日』だけが昭和ではないことを述べて今回は終了。
enoken

「長坂秀佳/浅草エンケン一座の嵐」

しかしこれが単行本になった時は何故か辛辣な選評が思いきり載ってましたな…一種いやがらせ??


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